年が明けてから、寒さが日々増してきました。
街の中では、あちらでゴホン、こちらでゴホゴホ。
風邪をひいて辛そうな様子の人をたくさん見かけます。
同じような生活をして、同じような場所にいるのに、
すぐに風邪をひいてしまう人がいれば、
ここ数年来、風邪などひいたことがないという人も。
この差はいったい何なのでしょう?
そもそも風邪って何なのでしょう?
今月は、身近なのに意外と知らない
風邪についてのあれこれをご紹介したいと思います。
さまざまな諸説の一つとしてお聞きください。
■風邪って何?
たいていの方が冬になると一度くらいはかかるのが風邪。
とても身近な存在ですが、実はそもそも風邪という病気はありません。
ウイルスによって引き起こされる呼吸器系のさまざまな急性炎症を、
ひとまとめにして風邪と呼んでいるのです。
風邪の原因となるウイルスはなんと200種類以上。
主なものに、普通感冒とインフルエンザがあります。
鼻やのどから徐々にはじまり、発熱があまりなく比較的軽い症状で済むのが、
一般的に言われる風邪、普通感冒です。
たいていの場合は、十分な栄養と休養をとれば、1週間から2週間程度で症状は治まります。
インフルエンザの場合は、関節や筋肉の痛みなど全身の痛みから急にはじまり、
39度以上の熱が出ます。普通感冒よりもかなり症状が強く出るので、
体力がない老人や子どもの場合は特に危険です。かならず病院へ行きましょう。
■目が覚めると風邪??
風邪をひきやすい時間帯というのがあります。
いつだと思いますか?
実はそれは睡眠中なのだそうです。
寝ているあいだは、のどが乾きやすくなり、
また体温が低くなります。
これがウイルスが侵入しやすい環境なのだそうです。
体力を回復させるなど、カラダにとって重要な意味を持つ睡眠が、
一番風邪をひきやすい時間帯だったとは!意外な落とし穴ですね。
目が覚めると風邪をひいていた。ということにならないために、
加湿器や濡れタオルなどで部屋の湿度を保って、
口を開けず鼻呼吸で寝ましょう。
■風邪を寄せ付けない免疫力
普通に生活している中でも、
空気中にはたくさんの風邪ウイルスがあります。
けれども、毎日すべての人が風邪をひくわけではありません。
それは人間の体に備わっている免疫力が、ウイルスと闘うからなのです。
鼻や喉などの粘膜が、ウイルスを侵入させないように守り、
マクロファージやリンパ球などの白血球が血液の中で、
病原体を攻撃しています。
防御と攻撃。この2つの免疫力が、ウイルスからカラダを守るのです。
寒くて風邪をひきやすい冬は免疫力を高める食材を日頃から摂って、
風邪への抵抗力をつけましょう。
白血球の働きを強化するビタミンCを多く含むみかんやいちご、
皮膚や粘膜を強化するビタミンAを含む春菊やほうれんそうなどを、
意識して摂るとよいでしょう。
■風邪の予防法
◎人ごみを避ける
人が集まるところにウイルスも集まります。
ということは感染する確率も高まるということです。
特にどうしても風邪をひきたくない大切なイベントの前などは、
なるべく人ごみの中へ出かけるのは避けましょう。
◎うがい・手洗い
昔から言われている予防法ですが、
のどの粘膜からウイルスを侵入させないためには、
やはり、うがい・手洗いが効果的。
お茶でうがいをすると、
カテキンがウイルスを殺菌してくれるそうです。
◎湿度をコントロール
ウイルスの大敵は、湿度です。湿度が50%を越えると、
ほとんどのウイルスは死滅するそうです。
濡れタオルや、できれば加湿器などを用いて、
暖房で乾燥しがちな部屋の湿度を上げましょう。
■風邪をひいてしまったら
薬だけに頼ってもなかなか治らないのが、風邪。
しっかり睡眠と休養をとり、
バランスの良い食事を摂ることが、一番の治療法です。
しかし、やっぱり風邪をひかないにこしたことはありません。
毎日のちょっとした注意で、健康に過ごせる楽しい冬にしましょう。
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