暗い世の中に笑いを振りまく、一服の清涼剤。そんな感じがする落語家さんだが、その生活は一般の人たちとは、全くといっていいほど違う。
正朝さんは、基本的に都内の上野鈴本、新宿末広、浅草演芸ホール、池袋演芸場の4つの寄席を10日間のプログラムで回っている。10日間のプログラムが決まれが、その寄席に10日間出演することになる。例えば、午前11時〜4時30分までのプログラムで浅草演芸ホールに10日間出演して、次の10日間は、夜6時からの新宿末広亭に出演するといった形だ。しかし、休みになれば、10日間休みになり、仕事がなくなる。
「寄席の場合は、15分高座ですから、そんなに疲れない。ただ、昼の部と夜の部に分かれていますから、生活リズムが違ってくるんです。夜の部の遅い時間に入れば、そのまま飲み始めますから。そして昼まで寝ている。昼の出番のときは、朝8時に起きて、10時に家を出て、12時の出番が終わり、着替えてお茶を飲んで、1時に“おさきに”といって出てくれば、1日の仕事は終わりなんです。それから飲み始める」
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