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第3回 介護コラム「制度改正を振り返る」

執筆者:関東地域 訪問介護事業所 ホームヘルパーMさん



【介護コラム1月(制度改正を振り返る)】

新年あけましておめでとうございます。

昨年は、介護保険制度の改正があり、私たち現場のヘルパーも、戸惑いながら訪問を続けていく毎日を送ってきたわけですが、振り返ってみると大きな転換点になった年であったことがわかりました。
「走りながら考えていくこと」は、大変なことですが、より良いものにしていこうと思えば当たり前のことかもしれません。

昨年1年間で、私の事業所の利用者数が3割減りました。毎年微増していた利用者数が、平成18年の制度改正を境に8ヶ月あまりで一気に激減したわけです。
原因は明らかで、介護給付と予防給付に分かれたことです。
私の事業所も例外ではなく、旧制度の要支援と要介護1の境界線上の利用者が平成17年12月段階で6割いました。その利用者の半数が順次、予防給付の対象と介護給付の抑制・見直しによるサービスの終了となりました。
予防給付の対象となった利用者で、介護予防の訪問介護をあらためて利用する方は、わずかに数名です。
年を取って、生活が不自由になってきたので、これからは死ぬまでお世話になりたい。と、思っている高齢者にとっては、どうも勝手が違う介護保険制度です。
説明責任は、私たちにあるわけですが、これは、昨年4月の改正時にも触れましたが、制度を「省力」(力を省く)として理解するのではなく、「小力」(小さな力でも出来る)として理解してはじめて機能するものであることを、強く感じています。
制度を利用する事業者ではなく、制度をより良いものにしていく事業者として、「走りながら考える」だけであった昨年の現実を踏まえて、本年は「走りながら実践していく」年にしていきたいと思っております。

幸い、昨年からすべての事業者に対して、「介護サービス情報の公表」が義務づけられました。これは、利用者がサービスを利用する際に、必要とされるサービスの情報を適切に提供する仕組みです。
曖昧なまま走り続けてきた7年近くを、今年は明確なかたちで世の中に提案していきたいと思っております。
今年からは、不定期だった研修を、定期的に外部研修と内部研修を計画的に行います。特に事業所内での内部研修は毎月1回行う予定で、今月は年の初めですので、「ヘルパーの職業倫理」ついて行う予定です。事業所ヘルパーが一丸となって、研修と訪問介護を繰り返していく中で、少しでも地域のために貢献していきたいと思っております。
お役に立つかどうかわかりませんが、内部研修の内容を、このコラムでもお伝えしていきたいと思っております。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



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