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第5回 介護コラム「ホームヘルパーの専門性」

執筆者:関東地域 訪問介護事業所 ホームヘルパーMさん



【介護コラム3月(ホームヘルパーの専門性)】

久しぶりに、仕事として外部研修に参加してきました。外の研修に参加するときは、ヘルパー講習のときからお弁当を作って持っていきます。前日の晩ご飯を作るときに、お弁当用に使えるようなメニューにします。お弁当用のご飯はサツマイモご飯が気に入っています。おかずは、卵焼きとソーセージと鞘豆を茹でた物のワンパターン。普段ウィークデイに1日事務所を離れることはないので、お弁当を作って持っていくことで研修に参加する覚悟が決まります。今回は、サービス提供責任者向けの2日間の研修です。

多職種・多機関による、チームケアにおけるホームヘルプの位置づけを再確認し、専門職・ホームヘルパーとしてのアイデンティティを確立するために行われた、東社協主催の研修でした。ホームヘルパーは、医師・看護師・介護福祉士・社会福祉士等と同様に専門職なの? ホームヘルパーの専門性とは何なの? という問いに対しては、前回のコラムで「ホームヘルパーの職業倫理」についてお話した時にも、自分の中ではまだ何がアマチュアで何がプロなのか不明瞭なままでした。それは、医師・看護師・介護福祉士・社会福祉等の専門職にはそれぞれ倫理綱領が掲げられているようですが、ホームヘルパーには倫理綱領なるものはないようであることからも、専門性が曖昧というかうまく説明できないというか、そのあたりが職場内で研修をする場面でもモヤモヤする部分でした。ホームヘルパーの講習を受ければ、ほとんどの人が資格を取得できて、ホームヘルパーは誰でも出来る仕事と思われていますし、あとはやりたい仕事かやりたくない仕事か、くらいにしか思っていませんでした。

専門職としてのホームヘルパー? 社会的地位が低い職業という言葉が妥当かどうかわかりませんが、「ヘルパーというだけで、低く見られる」という言葉を耳にすることがあります。だからヘルパー2級を取ったら、3年実務を我慢して介護福祉士を取って、あと2年実務を我慢してケアマネを取ったら、上がり! 今まで、私を見下していた人たちを今度は見下してやるんだ。ケアマネになることが目的で、ホームヘルパーの仕事はそのための手段になっていることも多々あるように見受けます。そういう人たちからすると、ホームヘルパーの仕事をずっと続けている人は、自分たちより能力の低い人に見えるのでしょうね。「○○の資格があるのに、もったいない」という発想もそういう人たちからは出てきます。

今回の研修で、「チームケアにおけるホームヘルプの位置づけを再確認」する場にもなったわけですが、一人の利用者を取り巻く対人援助者としてそれぞれ役割が違うのでしょうね。ホームヘルパーは、医師や看護師やケアマネの部下ではなく、利用者が必要としている独立した職種であるのでしょう。そう考えた場合、私たちホームヘルパーが利用者と関わっていくことが、利用者のマイナスにならないためにも、目先のテクニックに終始するのではなく、利用者にどうなってほしいのか、そのためには何が欠けていて、何が必要か常に考え続けていきたいと思いました。



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